「うた」の配信にこだわる理由

昨日はとても久しぶりに声楽のレッスンを受けて来ました。レッスンをしてくださったのは、なんと、高校の時の音楽の先生!
卒業してから24年も経ったのに、あつかましくもお願いしました。快く引き受けてくださり、素晴らしいレッスンをしてくださいました。高校生の私の記憶にしっかりと残っていた「すごい先生」は、やっぱりすごい先生でした!

両手のひらに納まりきらないほどたくさんの宝石をもらったような気持でした。

私が「うたうこと」にこだわるのには理由があります。
以前のようにライアーコンサートを開く体力は、今の私にはもう、ありません。ですから、動画での音楽配信が、私の音楽活動の中心的な手段になります。
ライアーの響きは、録音すると失われてしまう部分が、どうしてもたくさんあります。頑張って音楽表現をしても、生の演奏のようには、聴く人に伝わりません。もちろん、ライアーの音を聞き慣れている人、もともと繊細に音を感じ取れる人は、ライアーの演奏録音からも、「音楽」を受け取ってくれます。しかし、大音量の電子音に晒されて生活している現代人の大部分にとって、それはなかなか難しいことだと思います。

うたは、ライアーに比べると、録音しても失われないもの、伝わるものが多いようです。
今までYouTubeやFacebookにいろいろな演奏動画をアップして来ましたが、人々の反応を見ると、私や、ライアーのことを知らない人が立ち止まって耳を傾けてくれるのは、うた(正確にはピアノ弾き語り)でした。

ですから、「うた」は私にとって、想いを伝えるための、とても大切な手段なのです。喜びを、美しさを、慰めを、伝えるための。

韓国歌曲を2曲、ドイツ語の歌を1曲、今、練習しています。
録音が出来るようになるには、もう少し時間がかかりそうです。でもきっと、以前の演奏とはかなりちがった演奏動画が出来ると思います。少し待っていてくださいね。

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