声リーディングの感想4+日本人の謙虚さと自己過小評価について

Dさん 男性 50代
私が送った詩

白いポロシャツに 麦わら帽子をかぶった少年が
太陽の降り注ぐ浜辺で 貝殻を拾った

ポケットにしまって 家に持ってきたその貝殻は
少年の友だちになった

毎日何時間もの間 少年は貝殻を見つめていた
手のひらにのせて 眺めれば眺めるほど
貝殻がうたう歌が 聞こえてきそうで
貝殻が砂浜で見ていた景色が 見えてきそうで

静かな眼差しを向け続けること

そうすれば どんなものの内でも
必ず 光に出会える
少年は そう信じていた

大人になっても 少年の確信は変わらなかった
どんな困難の中にあっても
決してその確信を手放さなかった

少年は知っていたから
神さまの眼差しをもって生きること
それが自分の道だと

Dさんからの感想(奥さまより)
 夫の反応です。じーっと読んで、深く、魂で味わっていました。
そして静かに、「こんな風に生きたいと思う」と言っておりました。

Photo by Daiga Ellaby on Unsplash

今回は初めて、男性の声を聴いて詩を書きました。
私はふつう、あまり「神様」や「天使」という言葉を使いません。でも、この方はクリスチャンでいらっしゃったので、使わせていただきました。

「こういうふうに生きられたらいいなぁ」「こういう自分だったらいいなぁ」という感想を、よくいただきます。日本人は幼いころから「謙虚であることが良いこと」という教育を受けて育ちます。「謙虚さ」が行き過ぎて「自己を過小評価する癖」がついてしまっている人が、残念ながらとてもたくさんいます。自己過小評価は、非生産的です。

こんな感想をいただいた時には、「いいえ、あなたはすでにこう生きていらっしゃいます」「ご自身ではそう感じられなかったとしても、こういう方なのですよ」とお答えします。
「そう確信しても良いのです」と。

コメント

タイトルとURLをコピーしました