声リーディング:合う人合わない人

リーディングを希望される人には、1分間のボイスメッセージを送ってもらいます。どなたのお声にも、平等に耳を傾けていますが、正直、リーディングがしやすい人と難しい人がいます。

リーディングをしやすい人の声には、柔らかさがあります。それは、実際に聞こえる声質とは関係がありません。私は声の「聞こえない部分」を聞いています。では、どういう人の声に柔らかさがあるのでしょうか。

それは、精神的(あるいは霊的)な感受性が豊かな人です。生まれつきいろいろと空想することが好きな人。文学やアート、音楽が好きで、そういうものと関わりながら生きて来た人。こういう人は声からその人ならではの輝きを聞き取ることが容易です。また、それを詩に表現することも容易です。そして、このような人は、詩を読んで感動してくれます。

精神的感受性は本来、誰でも持っているものです。しかし、生まれ育った環境や大人になってからの生活様式によって、そのような感性をほとんど使わずに生きる人もいます。それはまったく悪いことではありません。そういう人の多くは、目に見える世界だけで生活しているので、健康や財産、家族を失うことを極度に恐れます。それがその人にとってのすべてだからです。

後者のような人の声から「聞こえない部分」を聞き取ることは至難の業です。それでも、1分間のお話の中で、魂の輝きがキラッと光って聞こえる瞬間があります。それをもとに、私はなるべく分かりやすい言葉で、詩を書くように努めます。しかし、こういう人は自分の霊的な側面とのつながりをあまり感じることが出来ないため、詩を読んでもピンとこないことが多いようです。

声リーディングを希望される方の多くは、霊的なインスピレーションを求めて申し込まれます。ですから、ほとんどの場合、上手とは言えない私の詩の中からでも、何かをつかみ取り、心に沁みこませてくれます。しかし、軽い気持ちで占い受けるように、「何が出てくるだろう」と興味本位で受けられる方は、「よく分からない」という結論で終わってしまうことが多いです。

リーディングを受ける際の参考になれば幸いです。

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