詩/散文

くどうさくら 散文

身体の苦痛は想像以上に心をむしばむ-原因不明の痛みと闘っている人と周りの人たちへ

継続的な痛みやしんどさ、眩暈や息苦しさ等の不快感は、それが続く歳月の長さに比例して、人の心をむしばみ、破壊し、人格さえも変えてしまうことがあります。特に、その痛みや苦しみの原因がつきとめられない、したがって、治療法が見つからない場合、そして...
くどうさくら 散文

親は客観的に子供を評価できないものであり、それは微笑ましいことである

最近ようやく分かったが、親という生きものは、どうしても、我が子を客観的に評価することができないのである。特に、同性の子どもをまっとうに評価することは、困難なようである。母親は本能的に、我が子を自分の一部、または自分のモノだと認識していること...
くどうさくら 散文

「勝ち組」って本当にいるの?-弱さの深淵でつかむ本当の強さ

「勝ち組」「負け組」。こんな言葉、いったい誰が作ったのだろう。まるで、人生はこの二つのどちらかしかないとでも言うように。こういう言葉を作った人は、自分が「負け組」だと思っていたにちがいない。きっと、人生に不満を感じていた人だ。いや、「不満」...
くどうさくら 散文

お金がもたらす力、お金が残す心の傷-惜しみなく与えてもらった奨学金と、払ってもらえなかった仕事の代価

今日は私とお金の話をします。ありのまま、お話します。私には、幸福なお金の経験と、不幸なお金の経験があります。両親は、私の食べる物と着る物に、また、教育のために、惜しむことなくお金を注いでくれました。これは、私の最初のお金の経験です。幸福な経...
くどうさくら 散文

低糖質で美味しい夏の作り置きおかず-鶏のささ身と野菜のバンバンジーソース-

簡単で美味しく、ヘルシーで作り置きができる一品をご紹介します。<材料> 鶏のささ身肉 キュウリ ミョウガ オオバ 料理酒 塩 水 バンバンジーソースまたは「野菜サラダのたれ」 ① 鶏のささ身に塩と料理酒をたっぷりとかけて、2時間くらい冷蔵庫...
くどうさくら 散文

人生はあなたの才能が導く-誰もが必ず素晴らしい才能を授かっている-

昨日、「人生はあなたの手の中にはない」という記事を書いて、思い出した小説があります。上橋菜穂子さん著『鹿の王』です。 Amazonリンク 「鹿の王」と呼ばれる鹿がいる。群れが狼に襲われた時、ただ一頭、群れの中から狼の前に躍り出て、その身を犠...
くどうさくら 散文

人生はあなたの手の中にはない、もっと大きな存在に抱かれている-東京五輪の開幕式をひとり寂しく見ていたあなたへ-

昨日のオリンピック開幕式を家でひとりで見ていて、ふと寂しくなった人、けっこういるのではないでしょうか。クリスマスやお正月をひとりで過ごす時に感じる寂しさと同じものを噛みしめた人。寂しさは辛いものですから、脳は解決策を求めてあれこれ考え始めま...
くどうさくら 詩

悲しみよ

ずっと なにかを我慢しているような 気がしていた でも なにを我慢しているのか 分からなかったので なにも我慢していないことにして 過ぎゆく日々を 追いかけていた ある日 とつぜん辺りの空気が ゼリーのごとく 固まってしまった 必死で息を吸...
くどうさくら 詩

詩「できないんだ」

ある日 とうとうしびれをきらして わたしは彼に言った …… あなたは どうしてもう少し 大人になれないの あの人はきらいだの あいつはぼくをバカにしているだの やつらはクズだの そういうことは思っても 口に出すものではないでしょう 大人なの...
くどうさくら 散文

弱視メガネを使えるようになる近道は単眼鏡を使う練習!

昔は拡大読書器というと、大きなテレビでした。もちろん液晶画面ではありません。今は電子ルーペというのですね。スマホやタブレットサイズのものが主流で、持ち運びも便利そうです。 詳細はこちら 私は小学生の時、弱視学級で拡大読書器と弱視メガネ、両方...
くどうさくら 散文

「視覚障害者」という衣は着たい時に着ればいい-私の障害との付き合い方

以前、私の母校である世田谷区立笹原小学校弱視通級支援学級で同窓会がありました。参加した先輩からひとことづつ、今在籍している小学生のみんなにメッセージを伝える場面で、こんな話をしました。「みんなは、弱視という障害をもっているけれど、それはみん...
くどうさくら 散文

「速読」では決して得られないもの-本という友との出会い-

「本をたくさん読むと頭が良くなる」「成功するためには〇百冊の本を読まなければならない」などという言葉にあおられて、「競争社会で人に勝つには、たくさんの本を読んで教養を身につけ、多くの知識や情報を持つことが大切だ」と思っている人が、ずいぶんと...